文学少女は勘違いをする
本を読むのは意外と労力がいる
ふと本を読まなくなった人が増えたのは、お金がないとかスマホが原因ではない気がしています
勉強や働く時間が長すぎて疲れて本を読まなくなったのではないでしょうか
疲れきっていると本に収まっている大量の情報が頭に入って来ないし内容がわかるのに時間がかかる
速読を出来る人が、ある人気ベストセラーの作品を早く読んだら内容をあまり把握していなかったという逸話があります
おまけに読書は時間を奪われる
その時間がもったいなくて人は本を読まなくなっているのではないでしょうか
ネットで配信サービスとなり深夜放送を録画しなくてもアニメを見ることができるようになった昨今
今の人はアニメを見ることすらしなくなっているようです
それに関しては単にアニメから何も学べるものがなくつまらないからかもしれませんが
私もアニメはビデオで配信されても毎週かかさず見る気がおきません
みんな時間がもったいなくて仕方がない
みんな時間に縛られて生きている
今度はもう少し誰もが手に取るような漫画にしてみました
クズとメガネと文学少女(偽)
……誰もが? ざわ…ざわ…
ん……あれ? 内容はギャグ漫画です
作者の方々は「わたモテ」で有名な人たちです
面白いですね
わたモテのようなリアルにいそうな性格の悪い人間はあまりいないので心に突き刺さるものはありません。とっつきやすく読みやすい
具体的な内容は「ズレ」を楽しむものです
ネットでどなたかが笑いの本質についてを真面目に言っていたのでソレをここで引用します
ーお笑いは基本的に常識というものに対して常識外の異物をぶちこむことで生まれる心理的な差異を楽しむー
話の中で伊織が勘違いしている部分がありますがこのマンガはボーイズラブではありません
彼女が腐女子なだけでこの作品は考えのズレを楽しむギャグ漫画です
ギャグを面白く楽しむにはあらかじめインプットされている多くの情報が求められます
文学少女のある場面で、紹介されていたボケはカンブリア宮殿というテレビ番組を知らないと、伊織が何を言っているのかわかりません
元ネタがなくても笑えるボケやツッコミもありますし、それは面白いですがやはり知らないよりは何かを知っている方が楽しいし、笑いやネタを考える側もその方が楽だ
インプットされる情報が少ないと何もアイデアはひらめかない。相手が言っている言葉も意味合いも通じなくなる
だから知識を得るのは大事なことなんです
0から1を生み出すのは大変なことですね
このマンガを読んだ人がこのブログを見たら谷川先生は真面目に読書ノートを制作しているのにお前の読書ノートは読書ノートになっていないと思われそう
この作品の登場人物は文芸を好むので、私も文芸を読むのに挑みましたが肌に合わないのか、身内からある人の本を借りているのだが、内容が下品だなぁでゆっくりと読んでいるのに話の内容が頭に入ってこない
本の内容はやはり興味が惹かれないと頭にインプットされないのかもしれない